自分の食行動を分析してみる その②
目次
前回のお話
前回、「自分の食行動を分析してみる」というブログを書かせて頂きました。
■行動分析とは
「きっかけ」→「行動」→「結果」の3つの枠で行動をとらえていくこと
■行動を変化させるには(問題行動を減らすには)
「きっかけ」を消失させる
「行動」の代わりになる行動(代替行動)を探す
「結果」を消失させる
■その他のポイント
・今とっている行動の代わりの行動を探すときには、似たような良い結果が伴うものを考えること
・できなかった自分に罰を与える形の行動変容の仕方ではなく、良い行動ができたときを分析したり、ほめてもらったりすることも重要!
ということでしたね。
この3つの枠での分析にもう1つだけおさえておいて欲しいことがあるのです。
今日はそれについてお話しします。
行動が生じやすい状況

今回も「ジュースを一気に飲む」という例でいきましょう。
みなさん自分に置き換えてみてください。
大好きなジュースをたっくさん満足するほどに飲んでお腹がタプタプな状態でも、
(A)ジュースの写真を見ると
(B)ジュースを一気飲みする
という行動をとってしまいますか?
そんなことはないはずです。
つまり、この行動(B)が起こりやすい状況でないと、(A)→(B)→(C)が成立しないときがあるということです。
これを心理学では「確立操作(Establishing operation)」と呼びます。
つまりは、喉が乾いている状況であれば「(B)行動」が起こりやすくなるけども、
喉を潤しておけば、「(B)行動」が起こりにくくなりますよね。
行動が生じにくい状況をあらかじめつくっておく

この原理を使用すれば、
前回ご紹介した、(A)(B)(C)を変化させるだけでなく、行動が生じにくい状況を作っておくことも、行動を変えるのには役立つ、ということがいえます。
この例でいくと、
「仕事に疲れている」、「緊張している」、「喉が乾いている」
という状況だと、「ジュースを一気飲みする(B)」という行動をとりやすくなるので、
「仕事に疲れている」、「緊張している」→ストレスが和らぎやすい心身づくりをしておく
「喉が乾いている」→喉を別のもので少し潤しておく
という対処方法が考えられますね。
そういうときこそLe:selfへ
ストレスが和らぎやすい心身づくりか・・
どうやってやればいいの?
と思ったあなた。
そういうときこそLe:selfの出番だと思っています。
オンラインカウンセリングでこのように1人1人の行動や心を状態を一緒にみていき、
オーダーメイドのプログラムを組んでいくことが可能です。
その中で、上記のようにリラックスが必要という場合には、どのように実施していくかを一緒に考えることもありますし、
ヨガなど体からのアプローチがリラックスに効果的だと思われる方にはヨガのワークショップやグループセラピーをおすすめすることもできます。
また、来月、この食行動の分析とリラクセーションに関するワークショップも開催予定ですので、
実際にお話しを聞きたい方は、申し込み予約が始まりましたらぜひご予約くださいね。
お待ちしています。