自分の気持ちを抑え込むと食事が我慢できない?

今日はちょっとした研究をご紹介したいと思います。

感情抑制と食事の我慢についての研究

*実験の対象者

慢性的にダイエットを行なっている女子大生

実験参加前2時間はなにも食べないように指示されている

この対象者に、10分間のビデオを見てもらうのですが・・・

ビデオを見てもらう前に、このような指示を受けてグループに分かれてもらいます。

そして、ビデオを見た後は好きなだけアイスクリームを食べていいですよ、と指示されます。

感情の抑制をしてもらうグループ

ビデオを見ている間、
いかなる感情を感じることもなく、
また、感情を表に出すこともなく、
ニュートラルな状態を保つように指示される。

感情の抑制をしなくていいグループ

ビデオを見ている間、
あなたが感じた感情や反応は、
特に我慢したりすることなく、
自然に反応するように指示される。

その結果・・・・・

感情の抑制をしてもらったグループは
感情を抑制しなくていいグループよりも
たくさんアイスクリームを食べてしまった。

つまり・・・

ダイエットしている人は慢性的に食べることを我慢し、心に負荷がかかった状態。

そこにさらにビデオを見て喚起した感情を抑制させられたことでさらに心に負荷がかかり、

頭の中の余裕(「認知資源」と言います)がとても少なくなってしまったので、

アイスクリームを我慢できなくなってしまったのです。

ダイエットに大切なのは「認知資源」を保つこと

集中したり、我慢をしたりするとき、私たちは脳を使っています。

この時に使用するリソースを「認知資源」と呼びます。

普段私たちは、
時間的に余裕があった
心に余裕があった

という言い方をしますが、
頭の中にも余裕を作ることは大切で、
それがなくなると集中力が落ちたり、我慢をすることが難しくなると言われているのです。

つまり・・・この研究結果から言えること。

ダイエットをしていても大丈夫。

ただし、それに加えて

感情を抑え込むような出来事があると、

ダイエットに失敗する確率が高くなる!

ということでしょうか。

もしくは、

イライラをぐっと我慢して何も言わない

泣きたい出来事があったけど、ぐっとこらえて笑って過ごす

そういう風に、

普段から感情を抑制しやすい人は、ダイエットが苦手ということもいえるかもしれません。

感情を少しだけでも出してみる

それだけでも「認知資源」を増やすことができ、

今までよりダイエットがうまくいくようになるかもしれませんね。

また、食べてしまった・・

そんな時は、「私の認知資源が今は足りなかったんだ」と切り替えて、

頭の中の余裕を作ってあげるような活動をすることが、ダイエットの成功の秘訣だということがわかりましたね。

その活動の1つとして最近注目されているのが

マインドフルネスです。

マインドフルネスについてはまた次回。

参考文献

Vohs, K.D., & Heatherton, T.F. (2000). Self-regulatory failure: A resource-depletion approach. Psychological Science, 11, 249-254.

プライバシーポリシー サイトマップ ありがとうページ リンク